No.1
T.HOUSE外観です。昼と夜の景色の違いはこんな感じ。 コンクリートのバルコニー壁は隣地とのプライバシー保護壁となっています。 |
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ここは三角の敷地です。模型を見ていただくとわかりますね。 クライアントは大学のプロフェッサー(教授)で建築史専攻です。この個性ある敷地選択は教授ならではで、ベストチョイスでした。楽しく共同で造り上げました。 構造的にも普通とはちょっと変わったものとなっています。木造、コンクリート、鉄骨を使い、個性と特徴を生かして設計しています。複雑な架構は用いず、極めて単純に合理的なものを目指しました。その分隠れている部分のディテールは高度な技術を必要としました。 この建築を通して、優れた大工とは何なのかを学びました。素晴らしい大工が手きざみで加工し、クリエイティブな造作をしてくれた建物です。 |
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玄関ホールです。すこし広めの玄関ホールです。 ホールに置かれたピアノの調べを、階段に腰掛けて家族で聴くそうです。天井のデッキプレートの凹凸が音響効果に貢献しています。 階段は視線を抜くようにデザインしました。 空間を広く見せるのに効果があるんですよ。 |
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階段を上った二階ホールから居間を見ます。 居間の空間に外部空間が進入して特有の広がりとユラギを持った空間を目指しました。 手すりもなるべく軽やかに空間を圧迫しないように透けたデザインとしています。 壁はシナ合板、天井はデッキプレート、床は信州カラ松です。 |
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食堂から外部を見たところです。 外部空間が室内に影響を与えています。限られたスペースには視覚的にユラギを与えることで、生き生きとした表情を空間に与える事が出来ます。 左手奥に見えるのがバルコニー。 隣地とのプライバシーを守るためコンクリート壁とし、通風のための格子と組み合わせてデザインしました。こうすることで開放的で私的なバルコニーデッキとなり、子供達の恰好の遊び場にもなっています。 |
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居間空間です。 透明な空間の心地よさを追求しています。 本来壁であるところを硝子を使うことで、透明な繋がりと奥行きを空間に持たせます。 壁にしたいときにはカーテンを下ろせば壁になるという仕掛けですね。 プライバシーの確保という面での様々な仕掛けを工夫している住宅でもあります。 |
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(有)君島弘章建築設計事務所
君島 弘章
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